千平駅の南にある不通橋から、「不通渓谷」がよく眺められます。渓谷を流れる鏑川で水運が使われていた頃、「不通渓谷」を船が通れなかったことが『不通』の名前の由来と言われています。
不通橋と不通渓谷
昭和30年頃 不通のつり橋
橋上流の両岸は、高さ約20 mの渓谷が500 mにわたって続く下仁田町の景勝地です。この崖は、南蛇井層の泥岩や砂岩と、とても硬い神農原礫岩層でつくられた岩盤です。
「不通渓谷」の崖上の平らで広い畑は、鏑川の段丘で、数万年前の氷河時代には鏑川が氾濫を繰り返したところです。現在の渓谷は、約1万年前に削られ始めました。
基本情報(不通渓谷(とおらずけいこく))
「下仁田ジオパークガイドブック まやまコース」より