蚕の飼育は、20世紀半ばまで下仁田を含む群馬県の主要な家内産業でした。蚕は桑の葉を食べるので、地元の農家は下仁田町の砂質の土壌で育つ桑畑を育てていました。
第二次世界大戦後に絹の生産量が減少したとき、桑畑を栽培している農民は、作物を変えるか、作物の他の用途を見つけることを余儀なくされました。
桑の葉には、カルシウム、鉄、カリウム、マグネシウムやポリフェノールの抗酸化物質が含まれており、いくつかの健康促進効果があります。また、血糖値を下げることもわかっています。
祖父が桑を育てていた神戸隆介氏は、これらの健康効果を活かし 現在、25,000の有機桑の畑を維持し、そこから粉末にした桑の葉を生産しています。
桑の葉の粉末は、抹茶ようにお茶を作ったり、アイスクリームやその他のお菓子の味付けに使用できます。抹茶とは異なり、カフェインは含まれていません。また、おいしい料理の風味付けにも使用でき、例えばグリーンカレーのほうれん草の代わりにも使えます。