不通渓谷(とおらずけいこく)

千平駅の南にある不通橋から、「不通渓谷」がよく眺められます。渓谷を流れる鏑川で水運が使われていた頃、「不通渓谷」を船が通れなかったことが『不通』の名前の由来と言われています。

不通橋と不通渓谷

昭和30年頃 不通のつり橋

橋上流の両岸は、高さ約20 mの渓谷が500 mにわたって続く下仁田町の景勝地です。この崖は、南蛇井層の泥岩や砂岩と、とても硬い神農原礫岩層でつくられた岩盤です。
「不通渓谷」の崖上の平らで広い畑は、鏑川の段丘で、数万年前の氷河時代には鏑川が氾濫を繰り返したところです。現在の渓谷は、約1万年前に削られ始めました。

基本情報(不通渓谷(とおらずけいこく))

「下仁田ジオパークガイドブック まやまコース」より

下仁田ジオパーク

安楽地の板碑(あんらくじのいたび)

下仁田ジオパーク

安楽地の信号から北に入った小さな道沿いの墓地内にお堂があり、中には古い板碑(1368 年建立)があります。板碑とは鎌倉、室町時代に造られた板状の石の卒塔婆で、供養塔・墓石の意味も持っています。

詳細へ

下位段丘(かいだんきゅう)

下仁田ジオパーク

鏑川に沿って走る、国道254号線周辺に下位段丘が続きます。約3万年前(後期更新世)にこの高さを流れていた鏑川が、氾濫する度に泥や砂を運び平坦面をひろげ下位段丘面を覆っていきました。

詳細へ

馬山東城跡 ・西城跡

下仁田ジオパーク

戦闘のための機能が備えられた城として東城の裏山にあり、本郭の防御と物見郭、詰の郭として確保されるように整備されました。全長350 mの城域で、本丸は頂上西端にあります。鏑川からは高さ110 mの急傾斜...

詳細へ