安楽地の板碑(あんらくじのいたび)

安楽地の信号から北に入った小さな道沿いの墓地内にお堂があり、中には古い板碑(1368 年建立)があります。板碑とは鎌倉、室町時代に造られた板状の石の卒塔婆で、供養塔・墓石の意味も持っています。
板碑に使われている石は、「緑色片岩」の一種です。

お堂

板碑

緑色片岩

板碑は薄くて平らな板状の形をしています。関東山地の中で埼玉県北部から群馬県南部に分布する三波川帯でとれる緑色片岩は「三波石」として知られています。縄文時代の石棒や中世の板碑などに多く使用されていました。

基本情報(安楽地の板碑)
所在地
〒370-2603 甘楽郡下仁田町馬山3608

「下仁田ジオパークガイドブック まやまコース」より

下仁田ジオパーク

下位段丘(かいだんきゅう)

下仁田ジオパーク

鏑川に沿って走る、国道254号線周辺に下位段丘が続きます。約3万年前(後期更新世)にこの高さを流れていた鏑川が、氾濫する度に泥や砂を運び平坦面をひろげ下位段丘面を覆っていきました。

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馬山東城跡 ・西城跡

下仁田ジオパーク

戦闘のための機能が備えられた城として東城の裏山にあり、本郭の防御と物見郭、詰の郭として確保されるように整備されました。全長350 mの城域で、本丸は頂上西端にあります。鏑川からは高さ110 mの急傾斜...

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不通渓谷(とおらずけいこく)

下仁田ジオパーク

千平駅の南にある不通橋から、「不通渓谷」がよく眺められます。渓谷を流れる鏑川で水運が使われていた頃、「不通渓谷」を船が通れなかったことが『不通』 の名前の由来と言われています。

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