もとは別の場所でつくられた地層が、地殻変動によって、押し出され移動して、別の岩体の上に覆いかぶさり、その後風雨や川の浸食によって孤立した山々になったものです。そのため、クリッペの上部は約1億3千万年前の海底にたまった土砂でできた岩石(跡倉層)などですが、下部の岩石はそれよりも新しい時代に地下深くでできた緑色岩(変成岩)です。

下仁田の南側には、不思議な形の山がならんでいます。これらの山が国内でもめずらしい「根なし山」、またの名をクリッペといいます。(鎌抜山 、大山、御岳、大崩山、川井山、四つ又山)