12.諏訪神社

祭神は建御名方神たけみなかたのかみ八坂刀賣命やさかとめのみこと品陀和氣命ほむだわけのみことで、古くは、狩猟農耕の神、武士の時代は軍神として、現在では、産業、交通安全、縁結びの神として崇められています。

創建は約400年前とされ、もともとは、八幡神社でしたが、戦国時代武田信玄の上州進行に伴い、小幡城主小幡尾張守が諏訪神社を勧請かんじょう(神仏の分身・分霊を他の地に移して祭ること)したとされています。

諏訪神社の豪華で精巧な社殿は江戸時代末期1837(天保8)年から1846(弘化3)年にかけてつくられました。
大工棟梁は、信州諏訪出身、社寺建築の大隅流大工矢崎善司が、拝殿・幣殿は、善司没後、善司の二男矢崎房之進昭房が完成させたと伝えられています。諏訪神社本殿は矢崎善司(没年1841(天保12)年)最晩年の代表作となります。